石川雅子ミュージックアカデミーとして、2016年度もいよいよ大詰めとなり、その集大成とも言うべき「発表会」が来る3月25日に開催されます。
その上で、主宰の石川雅子先生に、当教室で行われる発表会に「どのようなお考えを持たれているのか?」をインタビューしてみました!
発表会は華やかさだけではない?
ブログ担当
まず、雅子先生にとって発表会を一言で表現すると?
雅子先生
「人工的修羅場」ですね。
ブログ担当
えっ、しゅ、修羅場!?というと、物凄い闘争を演ずる場面が思い浮びますが・・・
雅子先生
発表会は、演奏者一人一人が、非日常的な緊張感をまといながら、多くの人に見守られる中で楽器に向き合う場ですよね。
ブログ担当
そうですね・・・あのスポットライトに当てられ、集中力が研ぎ澄まされる感覚は、普段味わうことはないですからね。
雅子先生
つまり、生徒さんが、そのような局面に立つ中でも、心を込めて演奏できるよう全面的に支えていく・・・という意味が含まれています。
ブログ担当
なるほど・・・ちなみに今回の発表会にはどのような思いを寄せられていますか?
雅子先生
今回、私の中から「子供も大人も同格となる会」という声が沸いて出てきましたね。
「子供≒大人」の意味とは?
ブログ担当
同格・・・というと、同じ目線に立つということでしょうか?
雅子先生
そうですね。基本的に教室では、子供を一個の人格として捉え、その個性を尊重して指導しています。
幼児・児童の年齢別成長は考慮しますが、子供扱いして、目線を下げることはしません。
幼児・児童の年齢別成長は考慮しますが、子供扱いして、目線を下げることはしません。
発表会で経験年数は関係ない?
ブログ担当
では、発表会に臨むにあたり最も重視していることはなんでしょうか?
雅子先生
一般的に発表会とは、とかく初心者と上級者とを分けて見がちです。
しかし、音で人とコミュニケーションを取る場では、とどのつまり初心者も経験者ありません。
見えない音に、「興味を持ってもらえるか?」「感動してもらえるか?」。これが最も大切な部分になります。
しかし、音で人とコミュニケーションを取る場では、とどのつまり初心者も経験者ありません。
見えない音に、「興味を持ってもらえるか?」「感動してもらえるか?」。これが最も大切な部分になります。
短い休憩時間に隠された思いとは?
ブログ担当
今回はお子様が多く出る1部と、出演者が大人の方で占められる2部の構成となりますが、「1部と2部の間でとる休憩が短い」みたいですね。これにも何か意味が込められているのですか?
雅子先生
はい!子連れのファミリーが休憩を挟んで、少しでも2部を聴いていただけたら・・・という気持ちがあります。
両部を聴かれることにより、子供特有の自然な音質の素晴しさを改めて感じられることでしょう。
両部を聴かれることにより、子供特有の自然な音質の素晴しさを改めて感じられることでしょう。
講師に求めるものとは?
ブログ担当
発表会では毎年、講師演奏も楽しみにしているのですが、雅子先生から何かお伝えすることはありますか
雅子先生
では一つ。我々講師も覚悟しなければなりません。
ブログ担当
か・く・ご、、、というと?
雅子先生
はい。大袈裟に思われる方も多いかとは思いますが、決してそんなことはありません。
ブログ担当
要するに?
雅子先生
なぜならば、今年も1923年製ニューヨークスタインウェイ・グランドピアノを運び込んで開催するからです。
ニューヨーク・スタインウェイの魅力とは?
ブログ担当
まさか、あの例の!?
雅子先生
そう。20世紀のクラッシック界はもとより、ジャズ、ポピュラーの巨匠達が、カーネギーホールで世紀の名演を奏でてきたピアノです。
ブログ担当
タッチの感覚や音色が独特であると伺っていますが・・・
雅子先生
そうです。私はよく知っている楽器ですが、どんなに練習を積んでも、到底弾ききれるピアノではありません。
ブログ担当
それほどの銘器と言われるピアノを使用して発表会で演奏できるなんて・・・弾かれる方もそうですが、音を聴けるだけでも貴重な体験になりますね!
さて、こうしてインタビューは終焉を迎えることができましたが、この後も雅子先生のトークに拍車が掛かり、「コーヒー一杯で何時間?」という素晴しい時を過ごすことができました。
ともあれ、開講33年の33回目の発表会。
出演者一同、精一杯演奏しますので、どうぞ最後まで暖かい拍手で迎えてください。
感動満載の一日となることを願って、今日も歩みます(^^
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