発表会ではソロの他に、弦楽器などでピアノ伴奏が入る演目も多く、色彩豊かな楽曲を聴くことができます。
なので、ご観覧希望の方は、別途プログラム紹介記事をご覧くださいね〜!
では、主役である生徒さんや講師の先生方の演奏を引き立たせている、発表会のピアノ伴奏は一体誰が担当しているのか?
そう、その方が言わずと知れた村本先生。
そんな、影の功労者とも言える彼女が、どのような思いで「発表会専属のピアノ伴奏者」であり続けているのか。
今回は、村本先生をお迎えしてのインタビューをご紹介していきたいと思います。
まさか、発表会のステージ裏であんなことが・・・
教室との意外な出会いとは?
教室との意外な出会いとは?

Blog担当
村本先生は毎年必ず、発表会のピアノ伴奏を担当されていますが、石川雅子ミュージックアカデミーに来られたのはいつ頃ですか?
村本先生
確か2005年なので、今から12年前ですね。
Blog担当
12年前!?長きにわたってご担当いただいているのですね。時が経つのは早い。(まだ小生が灰色の成人式を迎えるか否かの時か・・・)
村本先生
改めて振り返ると、ずいぶん昔のように感じますね。
Blog担当
そうですね。元々、石川雅子先生とはお知り合いだったのですか?
村本先生
いえ。実は、大学の同期の勧めで、彼女から「勤務している音楽教室にベーゼンドルファーのピアノが常設してある」との話を聞き、「是非、お目に掛かりたい!」という気持ちで伺ったのが、当教室との出会いでした。
Blog担当
なるほど。その際に、教室側から「発表会のピアノ伴奏をしてほしい」というオファーがあったということでしょうか・・・?
村本先生
はい、そんなところですね(笑)その後も、有難いことに毎年の発表会と直前練習・リハーサルでのピアノ伴奏を引き受けることになり、かれこれ12年の歳月を迎えるに至ります。
Blog担当
村本先生との出会いは教室側として、この上ない吉報だったと感じてなりませんね。
伴奏を通して築けた関係とは?
伴奏を通して築けた関係とは?

Blog担当
発表会ピアノ伴奏者として定着していることいついてはどう思われますか?
村本先生
やはり、依頼されるのは有難いですし、何より生徒さんからの信頼をいただいていることが嬉しいですね!
Blog担当
なるほど。弦科講師の田野口先生に村本先生の伴奏についてお聞きしたところ、特に大人の生徒さんが「安心して任せられ、心強い存在」であると言われていたようです。
村本先生
ありがとうございます。私自身も、年々生徒さんが発表会を迎えるたび、演奏レベルや楽器との向き合い方など、様々な成長を伺うことができ、それがとても楽しみでもあります。
Blog担当
あと、生徒さんも奏法や曲の完成度など、一人一人特色があるかと思いますが、どのようなことを心掛けていますか?
村本先生
初めて合わせた時から100%譜面通りの演奏ができるとは限らない為、生徒さんの演奏に歩み寄った伴奏をしています。
Blog担当
「歩み寄る?」とは・・・例えばどのようなケースを指しますか?
村本先生
そうですね・・・譜面を追っていても、「ここは若干聴かせるように弾くんだなぁ」と思った時は、気持ちテンポを落としてあげたり、曲中で積極性が欲しい箇所で生徒さんが臆病になっている時は伴奏で引っ張っていく姿勢を見せたり、個々の奏法癖や表情を常に察していくことを重視していますね。
Blog担当
そういう場合、曲中でコンタクトを取ったりもされますか?
村本先生
アイコンタクトを取ったりする時もありますが、お互いを見合うことがなくとも伴奏自体を、生徒さんや講師の方が伸び伸びと弾ける作りに仕上げるよう目指していますね。
Blog担当
今回の発表会ではヴァイオリン講師(田野口先生)含め7名のピアノ伴奏を受け持たれると伺っていますが、発表会本番までに合わせる練習時間はどのくらいありますか?
村本先生
教室でワンレッスン合わせて、あとはリハーサルになりますね。
Blog担当
それだけ短い期間中に、生徒さんと息を合わせた演奏をするのは、一筋縄ではいかないことと思います。何か特別なことをされているのでしょうか?
村本先生
元々、私が傾注していた室内楽の経験を活かせているという背景もありますが、一番は生徒さんとの信頼関係を短期間でも築けるかどうかですかね。特別な何かというのはないと思います(笑)
Blog担当
なるほど。田野口先生からは、最初の発表会から今年までの12年間、継続してお付き合いのある生徒さんもいらっしゃると伺っていますが、なおさらお互いの演奏を熟知されているのではないでしょうか。
村本先生
はい!その生徒さんは、当時ご出産前だったのですが、今ではお子さんも小学5年生ですからね〜(笑)
Blog担当
なんと・・・!光陰矢の如し!?となると、これから村本流の伴奏が次世代の演奏を牽引する日も、そう遠くはなさそうですね(笑)
発表会ステージ裏でも実は・・・
発表会ステージ裏でも実は・・・

Blog担当
発表会のステージを前にした時、どのような心境に立ちますか?
村本先生
私もそうですが、長年ステージに立たれている生徒さんでも、本番前はやはり緊張するものですからね。
Blog担当
遠い昔、私も発表会本番前に尋常じゃないくらい指が震え止まらないという、ほろ苦い思い出がありますね・・・そして、演奏時の記憶はありません。
村本先生
そうなんですか(笑)でも、そういう場面こそ、舞台袖の様子を見に行き、生徒さんの緊張緩和に努めるべく「大丈夫だよ〜!」などの声掛けをしたり、最後まで弾きやすいステージ環境にできるよう心掛けています。
Blog担当
それは、有難いですね〜。安心します。
村本先生
私としては本番直前まで、生徒さんが主役となり満足できるようなサポートをしていくつもりなので、安心してください。
Blog担当
発表会まで残りわずかな期間ですが、最後までご尽力のほど宜しくお願いします。
村本先生
こちらこそ宜しくお願いします!
Blog担当
以上、発表会専属のピアノ伴奏講師・村本先生のインタビューでした〜(^^
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